グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ

身体表現・ダンス公開発表「ALIVE2021 虹Project!」収録を終えて


今期は未だかつてないコロナ禍が厳しい状況に突入する中、「今、ここ」にあるみんなと、共に何を表し、創り、そこからどんな学びを紡ぎ出すか、専門講座としての学びが色褪せることがないように常に考えて、進めてきました。
わずか15回という講座の中で「何を譲らず、道のりとして進むか」ということが課題だったと思います。
本講座では、常にダブルスタンダードの形で発表形式を模索してきました。完全対面発表だけではなく、ホールで対面発表する人とオンラインでホールの大きなスクリーン上で発表する人が共存するハイブリッド形式、そしてオンラインでの全員発表形式の指導を進めギリギリまで対面実施を検討してきました。
その中で「やっぱり全員でやりたい!」という言葉が出てきたとき、しかし状況がそれを許さない時、問題は発表の形式だけでなく「みんなの想い」であることに気付かされた瞬間がありました。
みんなで一つずつのピースのように作り上げた作品「虹」を「どのような時間として共に表すのか」ということが最も難しく重要な問題であったと思います。発表は感染者数が過去最高の5000人を超えた直後、大切な家族を守ることや実習前の状況を含めて履修者全員で考え、全員でスクリーン上での実施となりました。
どんなに苦しい場面で合っても、どうすれば一番自分たちが納得できる方法で行えるか、この時間を互いに大切なものとして扱えるか、会えない葛藤の中で思い考えることが表現の力となりました。
ここまで歩んできた制作過程と何よりも人と過ごすこの瞬間を大切に扱ってほしい、それが育ちも学びも深くする。そのように信じています。
この夏、スクリーン上にかかった「大きな虹」はリアルタイムの練習過程での思いを重ねながら、とても素敵な仕上がりとなりました。
簡単に諦めず、最後まで試行錯誤してやり遂げた自信と、希望の虹としてみなさんの心一つひとつに残っていけばと思います。
(講座担当 池田三鈴)
【Class B】

【Class C】

※画像は、肖像権・個人情報の観点から、少し荒く加工しています
  1. ホーム
  2.  >  短期大学からのお知らせ
  3.  >  身体表現・ダンス公開発表「ALIVE2021 虹Project!」収録を終えて
資料請求・デジタルパンフ