東京成徳学園創立100周年コラム「100」―健やかに生きる100年へ―

本学園が創立100周年を迎える今、「100」という数字は単なる歴史の長さを表すだけでなく、これからの社会の在り方を象徴するものとなっています。いわゆる「人生100年時代」において、私たちが問われているのは「どれだけ長く生きるか」ではなく、「いかに健やかに生きるか」ということだと思います。
平均寿命の延伸は人類にとって大きな成果ですが、健康寿命の延伸は依然として大きな課題です。「長生きする」社会から、「自分らしく生き続ける」社会への転換が求められています。その実現には、運動と心理の両面からのアプローチが欠かせません。身体活動が健康に寄与することは広く知られていますが、多くの人がそれを継続できていないのが現実です。そこには、意欲や習慣、環境といった心理・行動的な要因が深く関わっています。
人は一度の行動には大きな期待を寄せがちですが、日々のわずかな変化はつい見過ごしてしまいがちです。しかし、健康とは決して一度に手に入るものではなく、日々の小さな選択の積み重ねの先にあるものです。
100という数字は、一つの到達点であると同時に、そこに至るまでの過程の象徴でもあります。本学園が迎えた100周年という節目も、一朝一夕に成し遂げられたものではありません。一日一日の教育と実践、その誠実な積み重ねによって築かれてきたものです。
私たち一人ひとりの健康も、そして学園の歴史も、等しく「積み重ね」の上に成り立っています。今日という一日の小さな一歩を大切にすること。その延長線上にこそ、「健やかに生きる100年」、そして次の100年へと繋がる豊かな社会の姿があるのだと思っています。
2026年4月30日
執筆者
東京成徳大学 応用心理学部 健康・スポーツ心理学科
金 多允助教
平均寿命の延伸は人類にとって大きな成果ですが、健康寿命の延伸は依然として大きな課題です。「長生きする」社会から、「自分らしく生き続ける」社会への転換が求められています。その実現には、運動と心理の両面からのアプローチが欠かせません。身体活動が健康に寄与することは広く知られていますが、多くの人がそれを継続できていないのが現実です。そこには、意欲や習慣、環境といった心理・行動的な要因が深く関わっています。
人は一度の行動には大きな期待を寄せがちですが、日々のわずかな変化はつい見過ごしてしまいがちです。しかし、健康とは決して一度に手に入るものではなく、日々の小さな選択の積み重ねの先にあるものです。
100という数字は、一つの到達点であると同時に、そこに至るまでの過程の象徴でもあります。本学園が迎えた100周年という節目も、一朝一夕に成し遂げられたものではありません。一日一日の教育と実践、その誠実な積み重ねによって築かれてきたものです。
私たち一人ひとりの健康も、そして学園の歴史も、等しく「積み重ね」の上に成り立っています。今日という一日の小さな一歩を大切にすること。その延長線上にこそ、「健やかに生きる100年」、そして次の100年へと繋がる豊かな社会の姿があるのだと思っています。
2026年4月30日
執筆者
東京成徳大学 応用心理学部 健康・スポーツ心理学科
金 多允助教