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【ゼミナール紹介】「都市観光」が研究テーマのゼミ


2023年10月31日
担当教員:原田 大准教授

「都市観光」が研究テーマの原田ゼミナール

観光(トラベル・ホスピタリティ)は、経営学部の重点分野の一つです。観光は、ほとんど誰もが経験したことのある身近なもので、その分、簡単に考えてしまいがちです。しかし、観光客にも地域の人にも喜んでもらいつつ事業として成立させる仕組みづくりと考えてみると、なかなか奥深いことがわかります。2023年度のゼミでは、「観光マップづくり」を題材に、実際に手と頭を動かしてみることで、特にサービス提供者の立場から観光をとらえるトレーニングをしています。
【「観光マップ」を題材とした企画立案】

大学のある東京都北区の十条地域を中心とした観光マップを、自分たちで作成してみることにしました。

最初は簡単に考えていた学生たちですが、地図の範囲、掲載する内容(あるいは掲載しない内容)をめぐって、喧々諤々の議論が発生します。いわゆる一般的な「観光スポット」を中心に少し広範囲に作成するのか、あるいは近所の「ラーメン屋」など学生(自分たち?)にとって役に立つ情報に特化するのか、など。図書館に足を運び、Web上も検索して、既存のマップ類などの資料を改めて収集・分析し、自分たちなりの新規性や有用性を出していくにはどうすればよいのか、頭をひねりました。

実はこれは、卒業論文作成でも同じプロセスが必要とされるので、その訓練にもなっています。
【サービス提供者の視点と観光客の視点をぶつけ合うディスカッション】

企画をもとに、実際に現地まで足を運び、そこで見たこと、体感したことを発表します。観光のゼミなので、「実際に行く」ことを重視しています。せっかく行ったので思い入れを持ってアピールするのですが、聞き手からするとあまり魅力的でないことも。サービス提供者側の難しさを実感します。「聞き手=観光客」と「発表者=事業者」の立場を全員が両方体験することで、より高い次元から地域資源や観光行動を見る目が養われます。
最終的には、新入生に喜んでもらえるくらいのマップを作成して成果物とするべく、鋭意取り組みを続けています。
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