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【ゼミナール紹介】 企業の培ってきた歴史から学びます


2023年12月1日
担当教員:伊藤 真利子准教授

「会社史」を研究する伊藤ゼミナール

【経済への視座を高める】

一生懸命働いていれさえすれば、国や会社が生活の面倒を見てくれる・・・そのような時代は、残念ながら終わりを迎えつつあります。そして、今日、私たちを取り囲んでいるあらゆる領域では、効率性、スピード、コストパフォーマンスが重視され、「評価/判断基準」となってきています。

何が変わっているのかを考えるのにあたって、まずその会社の時間的流れを理解しておく必要があります。本ゼミナールでは、3年次において、長寿企業の「会社史」の輪読を通して、日本経済の発展過程を学んだうえで、「ヒト・モノ・カネ・情報」の一番身近な単位である会社の歴史と現状を、具体的な事例を通じて考えることによって、これからの日本社会の未来を展望するとともに、各自これからの仕事や生き方を支える知識やさまざまな価値の「評価/判断基準」を養います。

【歴史とコーポレート・アイデンティティーから学ぶ】

いわゆる「会社史」には、誰が、何を目的に、どんな思いで事業を始めたかについて描かれており、創業者たちの着眼点や観察眼、時代を見る目の確かさ、先見性と明確な目的意識、自助自立の精神、苦境や危機への立ち向かい方、継続的な創意工夫、チャレンジ精神の旺盛さなど学ぶことが多くあります。

本ゼミナールでは、時代や経営者が変わった今も、そのような創業者の哲学・経営理念を引き継ぎながら、どのようにして現在の「会社」として変化を遂げてきたのかについて考察していきます。そして、4年次には、自分の興味や問題関心をもった企業・業界について、その歴史やコーポレート・アイデンティティーを調べ、「エポック・メーキング」となる出来事を検討し、日本経済・世界経済の動向の中に位置づけながら、各自が選択した「会社史」「業界史」を作成してもらいます。

現在は3年生のみの本ゼミナールですが、今後いよいよ1期生たちが、卒業論文執筆に向けた個人研究を進めていくことになります。卒業研究を通じ、長いスパンで物事をとらえつつ、物事を深く粘り強く考え抜く力を身につけてもらいたいと思います。

学生の発表資料

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